脳神経外科・脳神経内科疾患脳の病気について

頭痛・めまい・しびれ・しゃべりにくい など
脳にかかわる疾患について診療いたします。

こんな症状、気のせい?
と感じたら、まずはご相談を

脳の病気は、その症状が日常生活の些細な変化として現れることがあり、自分自身で気づいたり、病気を疑ったりすることが難しい場合があります。ふとした言葉が出てこなかったり、物を落とすことが増えたり、理由のわからない疲労感や集中力の低下を感じることがあります。
それらは、単なる加齢やストレスのせいと考えがちですが、実は脳の病気の初期症状である可能性もあります。

また、家族や身近な人が、会話の内容が繰り返される、感情の起伏が激しくなる、歩行が不安定になる、といった普段と異なる言動や体調の変化も脳の疾患に関連するサインである場合があります。

当院では、頭痛、めまい、しびれ、手足の動きにくさ、しゃべりにくさ、など脳にかかわる疾患について診療いたします。
日常において違和感があった場合は、「気のせい」や「時間が経てば治る」と判断せず、早めに受診することをおすすめします。早期に診察を受けることで、適切な治療や対策を講じることができ、病気が進行する前に対応できる可能性が高まります。

現在の状態や病気のことをできるだけ理解して、検査や治療を受けられるよう説明を心がけています。
病気になる前も病気になってからも安心して生活ができるようサポートいたしますので積極的にご来院してください。

当院の主な診療内容

頭痛

その頭痛、我慢するのがあたりまえと思っていませんか?

日本人の4人に1人が持っているとも言われる頭痛ですが、市販薬でなんとかやりすごしている人も多いのではないでしょうか。今までに経験したことのない頭痛や慢性的に続く頭痛は放置すると取り返しのつかないことになる場合があります。

まずは頭痛の原因が脳の病気でないことを確かめることが大切です。
そのために頭部MRI検査や血液検査などをおこなうことも必要かもしれません。

頭痛の多くは検査で異常が見つからない頭痛で、一次性頭痛と言いますが、その中でも片頭痛や緊張型頭痛が大部分を占めます。そのような頭痛を放置すると、慢性化し、日常生活の質が低下することがわかっています。

特に片頭痛については、新しい薬剤の開発が進んでおり、治療薬の選択肢が増えています。
また、慢性化した頭痛は薬物療法だけでは良くならならないこともありますし、痛みのコントロールには長期間要することもあります。普段の生活の様子を伺いながら、地道に治療を進めてゆきますので、一緒に頑張りましょう。

頭痛について詳細を勉強したい方は頭痛学会のホームページを参照ください。

もの忘れ

同じことを何度も言うようになった、忘れ物や探し物が多くなった、約束の日時や場所を間違えることが多くなった…
こうした変化に心当たりはありませんか?
これらは加齢による自然な変化かもしれませんが、場合によっては認知症の初期症状である可能性もあります。
不安のある方は早めに外来を受診することをお勧めします。
認知症であることを早期に診断することで進行を遅らせることができるかもしれません。

もの忘れ外来

めまい・しびれ・脱力・ふるえ

めまいやしびれなどを突然に感じた時、それは脳卒中の可能性がありますのでできるだけ早く医療機関を受診することをお勧めします。以前からある症状でも、なかなか治らなかったり、悪化したりする場合には一度診察をご検討ください。当院は脳梗塞など急性期の病変を診断できるMRIを備えています。

このような症状は必ずしも脳の病気が原因というわけではありませんが、まず脳に異常があるのかを調べることは重要です。とくにその症状を初めて経験するという場合は注意が必要です。

当院では、症状の経過を詳しく伺った上で、診察し、必要に応じて頭部MRIだけでなく血液検査、心電図検査、血圧・脈拍などを調べます。点滴や内服薬で症状が改善できることがあります。入院加療が必要な時や耳鼻科や内科で精密検査が必要と考えられるときは連携している医療機関をご紹介いたしますのでご安心ください。

てんかん

てんかんは、脳の神経細胞が異常に活動することで発作を引き起こす病気です。発作の種類は様々で、意識を失って倒れたりする発作がある一方、一時的にぼんやりするだけで他人からみてわかりにくい発作もあります。頭部外傷や脳の病気が原因で起こることもありますが、原因がわからない場合もあります。乳幼児から高齢者までどの年齢でも発症する可能性があります。アルツハイマー型認知症などが原因となっていることもあり、最近は高齢発症のてんかんが注目されています。

多くの場合、薬でコントロールすることができ、適切な治療で通常の生活を送ることが可能です。発作予防のためには、薬をきちんと内服するだけでなく、睡眠不足や過度のストレスを避けることも大切です。薬でのコントロールが難しい、難治性てんかんは手術による治療が選択できる場合もあります。

当院では発作の原因となる脳の異常がないかを頭部MRIで確認することができますが、さらに精密な検査が必要な場合は、てんかん専門医のいる総合病院や大学病院への紹介を行います。内服薬によるコントロールは当院で継続することができます。